香色をかさねる趣味室

Home » Works » リノベーション » 香色をかさねる趣味室

賃貸ビルのオーナーであるお客様。かねてより温めてこられたペントハウス(屋上階)のリノベーション計画は、オーナーご夫妻の、特に奥様のための趣味室にすること。劣化した空間を快適にする為には沢山の工夫が必要でした。

限られた予算の中で、機能面の条件を満たし、最大限の意匠性と愉しみを見出だすこと。空間コンセプトのヒントになったのはお客様がお持ちのこちらの本です▹
平安時代の装束で使われた「襲の色目」について書かれたもの。





「香色」は通年多用された色目のひとつで、お客様のお好きな色でもあったことから壁や天井のベース色に選択。微妙にトーンの違う数種類の素材をかさねました。「几帳」をイメージしたカーテンにも「香色」を採用し、紫のリボンをアクセントに。プレーンな生地が羽二重のような印象に。また、衣桁に掛けたアンティークの半幅帯や入口の鉄扉に施した本朱色も「襲の色目」を意識しました。

調度品はすべてお客様のお手持ちでコーディネート。サンルームの真ん中に置いた年代物の足踏みミシンは、奥様の手でまた動きだします。
 書や箏なども嗜むご夫妻。おふたりの幸せな居場所となりますように☆


 Before

       




香色をかさねる趣味室 はコメントを受け付けていません。

Copyright©2020 atelier MonDeco All Rights Reserved.